飲食店の店長の日常

日々のお仕事を通じて感じた事を書かせてもらってます

飲食業界でもコロナに負けないマクドナルドの凄まじさ

2020年4月 既存店売上 前年比+6.5%

コロナが蔓延していて、緊急事態宣言が出ている。

マクドナルドは感染拡大を受けて

店内飲食を全店で終日利用中止の措置を取った

にも関わらず、こんな素晴らしい数字を出している。

 

「前年比+6.5%の売上を出すなんてまさに奇跡」

 

これが私の率直な感想です。

 

飲食店の場合売上というのは、

 

客数×客単価

 

で求めることができます。

売上を上げるとなると、

戦略的に客数を上げるか、客単価を上げるか、

又は両方を少しづつあげるかを選択して

普通は作戦を立てていくのですが、

4月マクドナルドは私の概念を覆す戦略を取りました。

 

マクドナルドが売上を上げる為にとった戦略は

そう 「客単価の爆上げ」 です。

 

客単価の爆上げ +31.4%

恐らくマクドナルドは客数の増加は見込めない

であれば客単価を上げるしかない

と判断されたのだと思います。

 

ですが、ただ上げるだけでは前年比100%は超えれない

客数のマイナスをカバーしきるだけのかつてない

客単価UPの戦略をとるしかないと。

 

今多くの飲食店が売上4.5割減は当たり前、

厳しいお店ですと8.9割減という状態です。

 

そんな状態の中、マクドナルドは

 

既存店売上 前年比+6.5%

という奇跡を見せてくれました。

 

これはマクドナルドだからできたのかもしれません。

他メーカーとのコラボ商品、独自の「アプリ」等

優位点はあげればいくらでもあると思います。

 

ですが、私達にも個店しかできない強みがあります。

 

地域密着型の経営

ここでしか味わえない料理

ここでしか体験できないサービス

これを全面に打ち出し生活の一部と感じてもらう。

地域に人に愛されれば、きっとお客様は帰ってきてくれます。

 

私は、今回とても大きな教訓を

マクドナルドから頂けたような気がします。

 

「ほら、やれたよ。まだまだやれる事いっぱいあるでしょ」

 

日本TOPの飲食店が私達飲食店にそう言ってるんじゃないかと。

 

イオンモールでは休業中の専門店が、

5月13日から19県の42店舗で営業を再開するそうです。

 

私が住む愛知県のお店の再開も、もうすぐ。

地域に、お店にやれる事を考え、実行する準備を整えます。

緊急事態宣言が解除されて、お店が再開出来る日が楽しみです。

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